前回はちょっと、筆がすべって、別に新しくない!と言ってしまいましたが、それまで、全然かかわってなければ、新しいですよね。すいませ。。。。。
それで続き。最初は資産負債ではじまったと言うところで。それで継続企業の前提に飛んだのでした。。
資産負債アプローチで始まった会計ですが、時代は下って動態的会計というのがでてきました。企業が続くなら、期間損益をその期間のキャッシュフローで測るのはどうなん?ということで実現主義(収益認識基準)の登場です。実現主義は根底に最終的にはキャッシュに換わるものを得る状態で収益を認識します。実現とは、財貨または役務の移転(商品の引渡し等)と、これに対する現金等価物(現金・売掛金・受取手形等)の取得の二つが要件となります。
これって結構いい概念じゃないですか?前回言った期間利益に求められるふたつの役割
・配当可能性
・経営成績の測定
を満たします。
さらに、BSにおいても座りはよいと思いませんか。将来費用になる費用性資産にしたって、その前にお金払って買ってるし、これから貨幣に変わる貨幣性資産にしても将来のお金で測ってるし。
でも一つ問題がありました。投資性の資産です。いわゆる一つの含み損益ですね。たとえば、お金があまって、よし。株か債券買お。ってなりました。ずっと持ってます。最初買った価格でそのままBSに載っています(取得原価主義)。期末、おおっと、めちゃ下がりました。売るに売れません。取得原価のままです。取得原価主義会計では売って初めて、収益費用を認識します。今期、本業で利益が40出ました。投資有価証券40下落しました。 PLどうなりますかっていうと、利益40です。前期までの未処分利益ゼロだとして40配当していいですかね。。よくないすよね。。資本維持してないですよね。。これを小難しく言うと、実体資本維持ができてない、という話になります。
時価主義会計とは、「資産評価に評価時点での一般物価水準ないし市場価格の変動を反映させようとする評価基準です。時価主義の根拠として,費消した資産を再調達するのに必要な貨幣額を回収すべきであるとする実体資本維持の考え方です。今持ってる資産を再調達するのにどれだけお金がかかるの、という見方で資産を評価する方法です。お、BS重視ですね。
そんなこんなで、今までも一部時価主義が取り入れられていたのは、ご存じのところかと。
で、で、ほんとに時価評価差額全部PLに載せていいかっていうと、そうじゃないでしょ、というところで、今までの基準の、「その他有価証券」にあたるものは、時価評価できるものは時価評価するけど、差額はPLじゃなくて、純資産に直接持って行ってたのでした。 純資産に直入するのは「その他有価証券評価差額金」いわゆる一つの包括利益です。
知ってる話ですよね。。あんまり役に立つ話じゃないですね。。。すませ。。。長くなったのでのち~。
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