気がつくと、内容的には1週間以上更新していませんでした。。。反省。
というのもヘッジ会計からコミットメントラインに興味が移っており。。。
コミットメントラインは将来のある期間で、決まった金利(もちろんFloating+spreadもあり)で一定の枠内でお金を借りられる権利。期間内では決まった金利で貸す義務が金融機関にはあるわけで、それって一種のオプションといえます。
IAS39 上ではIN5でマーケットレートを下回る場合のみ時価評価の対象となっています。
つまり、マーケット(本人の信用リスク込ね)より低い金利水準で貸すのだとしたら、信用リスク込で評価した場合、金融機関にとって、負債になる場合は時価評価対象になると。
会計での評価以外にもモデルで内部管理用にコミットメントラインを評価するみたいで、探してみるといろいろな論文がありました。
ちょっと考えてみると、変数多そうですよね?
まず、借り手のデフォルト確率(信用リスク)、権利行使時点(期間内で枠内であればいつでも、何回でも)、権利行使する時の行使額(枠の範囲を最大として決まりはない)、権利行使時点を考えるときトリガーをどうするか、とか、トリガーはやはり、財務状態か、あるいは、投資戦略(M&A,事業拡大等?)とか?モデルを作りこむ必要がありそうです。
①信用リスクモデルの誘導型を基本として、デフォルト過程(信用過程)と権利行使過程をintensityにして(すいませんここら辺用語の使い方間違ってるかも)、プライスは閉じた解で与えられるので、パラメータをマーケットからインプライ。と
②構造型モデルを基本として、キャップレットでモンテカルロで価格計算。(これは読みかけなのでいい加減)
誘導型か構造型どっちもあるみたいですね。。。
いずれも、かなり状況を簡素化していて、もっと実態に即したモデルにするのは今後の課題といった感じでした。
あくまで備忘ということで。後々書き直します。。間違いに気付いた方はコメントください。。